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3D白色干渉顕微鏡による三次元表面性状測定とその応用

近年の微細加工における精度の向上は目覚ましく,加工部品の表面に仕上げ加工を施し,機能性を付すことで付加価値を高めるプロセスが広く実用化されている。例えば表面加工によって摩擦を低減,または付加することで部品同士の動力伝達を […]

光技術者として日々の研究にいそしむ著者が,これまでの経験や日常を通じて感じる光に関するあれこれを,肩ひじ張らずに綴る人気のコラム。その飄々としたキャラクターも魅力の一つです。

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どこでもマスク

どこへ行くのにもマスクをしなければいけない世の中になってしまった。インフルエンザが流行する冬はともかく,酷暑の季節にまでマスクをして修行のような時期を過ごしたのは,人生で初めてのことだ。 マスクをつけているのは息苦しいし […]

としまえん

この秋,「としまえん遊園地」が閉園された。ほとんどの人たちにとって,そのニュースは見知らぬ街のコンビニが店を閉じた程度の,どうでも良いニュースだったに違いない。 しかし,僕にとってはかなり衝撃的な出来事だ。僕は幼稚園に入 […]

雷様になりたい

雷様になってみたいと思う時がある。裸ん坊に虎のパンツを履いて,頭には取ってつけたような角だ。背中に背負った太鼓をひとたび叩けば,雷鳴轟き,稲妻が走り,下界では「くわばら,くわばら!」とか「へそ隠せ」などと叫びながら人々が […]

水底の線香花火

  子供の頃は,風呂なんて好きではなかった。それなのに,今ではどうだろう。どんなに暑い日でも,シャワーではなく風呂に入りたい。湯船に入るときには「ふぅー」とか「はぁー」とか声を出し,心の中で「いやいやいや…」と訳の分から […]

写真 ─ 真を写す? ─

  自宅の僕の部屋の片隅に日本の有名な靴メーカーR社の紙箱がある。箱の中には,僕が大学生だった頃の写真が放り込まれている。僕は時々箱を開けて何枚かの写真を眺めてみる。浦島太郎は玉手箱を開けた瞬間に老人になってしまったが, […]

神秘なるプリズム

  子供の頃,友達のお兄さんがプリズムというものを持ってきて,僕たちに見せてくれた。僕には,それはガラスの塊をえいやと叩きつけて割れ落ちた,ただのかけらのように見えた。 しかし,そのかけらの中を覗いてみると,見えるはずの […]

遥かなる地平線

  僕が今暮らしている街は,四方を山と丘に囲まれた盆地の中にある。山を眺めながら暮らそうと選んだ場所なので文句は言えないが,ときどき窮屈に感じて,地平線が見えるような平原に住めばよかった,などと,今更なことを思うこともあ […]

内視鏡こわい

  まだ社会人になって間もない20代の頃,同期と酒を飲んだ翌日,二日酔でムカムカしながら咳をしたら,ほんの少しだけれども口を抑えたティッシュに血がついていた。慌てて病院に行ったら,後日,内視鏡で胃の検査をすることになった […]

いまさら枯れ草色

  八方尾根にスキーに行くことが僕にとっては毎年の恒例だ。何度行っても斜面は手ごわくて,それだからこそ,決して飽きることがない。 白馬三山や五竜岳などの北アルプス後立山連峰の景色も圧倒的だ。さらに,スキー場の麓には温泉が […]

音に色?

世の中には音を聞くと色が見える人がいるらしい。例えば,ドの音で赤が見え,レの音で緑が見える,などというものだ。それも,「なんだか色を感じる」なんていうものではなく,本当に色が見えるのだという。 これは共感覚と呼ばれている […]