旭硝子,透明度を高めたガラススクリーンを発売

旭硝子は,プロジェクタと組み合わせて画像を表示できる透明ガラススクリーン「Glascene™」を2015年下期に発売する(ニュースリリース)。

この製品は投影時も透明性を維持し,画像を背景と重ねて表示できるので,デザイン性がアップする。また,フロント投射タイプとリア投射タイプをラインナップ。様々なプロジェクタに対応する。大面積や曲面への設置も対応。さらに,従来品比でヘイズ(曇り度)が少なくクリア。鮮明で歪みが少ない映像を提供する。

同社は,今年4月にイタリアで開催されるミラノサローネにおいて,この新製品を用いた空間展示を行ない,従来のデジタルサイネージの概念を覆す,ガラスによる「情報と空間の新しい関係」を提案する。

この展示では,約200平方メートルの会場に,高さ約3mのGlascene™を配置することで,ガラスの質感,そしてガラスならではの透過と反射という特性を織り交ぜた新たな映像空間を演出する。同社は建物の外装や内装に使われているガラスを「スタイリッシュな情報発信の場」に変えるという発想から生まれたこの製品を,建築やデザインをはじめ,幅広い分野での拡販を目指す。