シャープとアマノ,自律走行式ロボット掃除機を開発

アマノは,商業施設や工場等の床面を自動運転で清掃する自律走行式 業務用ロボット掃除機「RcDC(アールシーディーシー)」を,シャープとの協業により製品化し,9月28日より販売を開始する(ニュースリリース)。価格は180万円(税別)。 

アマノでは,清掃作業の効率化によるコスト削減を支援するため,清掃シーンに合わせた各種清掃機のロボット化を進めており,すでにロボット化を実現した床面洗浄機に続き,この製品を開発した。

この製品は自律走行機能を搭載し,屋内床面のゴミの吸引による清掃作業を自動的に行なう。あらかじめ清掃エリアの地図と清掃プランを設定し,その清掃エリアを最適な経路で塗りつぶすように走行することでゴミを吸引,除去する。設定にはタブレット端末を採用。清掃エリアの設定や変更も簡単にできる。

自動運転時は,レーザーセンサーを含む各種センサーにより障害物や段差を検知して安全走行を行なう他,清掃エリアに障害物がある場合は回避して清掃作業を継続する。また,音声案内装置やドライブレコーダーも標準装備している。

この製品の導入により,自動運転で余裕ができた時間を他の作業に割り当てられる他,作業者による操作レベルのムラを軽減できる等,効率のよい清掃作業を支援するとしている。