2012年度光産業国内生産額/全出荷額がまとまる

光産業技術振興協会は,2012年度の光産業国内生産額と全出荷額の調査結果を発表した。

それによると,2011年度国内生産額は成長率が-10.3%の7兆2,999億円となり,全出荷額は同-2.7%の15兆7,162億円になったという。

一方,2012年度見込みについては国内生産額が同-3.3%の7兆624億円,全出荷額が同-0.2%の15兆6,798億円になるとしている。2011年度実績と2012年度見込みともにマイナス成長だが,国内景気低迷や海外生産シフトなどが色濃く市況に反映されたかっこうだ。

2013年度予測では定性的な見通しを示しており,国内生産額が横ばい,全出荷額がやや増加としている。昨年末からの円安や株価上昇などが,光産業市場にどう影響を与えるのかが注目されるところだが,力強い市場回復には革新的な光技術・製品の登場が不可欠だ。

なお,この調査結果の詳細と分析は月刊OPTRONICS 5月号でレポートする予定だ。