島津製作所,従来比1.5倍の高精度測定を実現したカルニュー 精密屈折計を「レーザーEXPO」に出展

島津製作所は,カメラレンズなどに用いられるガラス・プラスチックなどの固体試料から,薬品・香料・石油系液体などの液体試料まで,様々な透明試料の屈折率を,±2×10-5の高精度で,簡単かつ短時間に計測できるカルニュー精密屈折計「KPR-3000」を,「レーザーEXPO(レンズ設計・製造展 併設)」(4月24日~26日:パシフィコ横浜)に出展し,発売する。価格は1,400万円~。

光学素材・光学素子・光学機器などの研究・開発・製造において,屈折率を高精度で測定することは必要不可欠だが,従来の測定器では,測定値のバラツキが生じたり,前処理が煩雑といった課題があった。また,エネルギーや化学製品の分野では,機能性液体の開発・製造において,高精度かつ簡便に液体試料の同定や濃度・混合比を求められる測定器が望まれている。

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これらのニーズに応えるため,屈折率の測定精度を従来比1.5倍にし,測定値のバラツキを低減した。また,液体の屈折率を測定することでその濃度・混合比の算定を正確に行なえる。独自のVブロックプリズム方式により固体試料の研磨を簡略化でき,液体試料については液体用Vブロックプリズム(オプション)を用いて簡便に測定ができる。揮発性の高い液体試料も精度良く測定を行なうためのオプションも拡充した。

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