産総研、夏季と冬季で太陽光を自動調節する省エネ調光シート開発

産業技術総合研究所サステナブルマテリアル研究部門環境応答機能薄膜研究グループ研究グループ長の吉村和記氏と住友化学基礎化学品研究所を中心とする研究グループは、新しい自動調光型省エネシートを開発した。

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この調光シートは、夏季と冬季で太陽光の入射角が変化することを利用して、全反射現象によって夏は太陽光を遮蔽し、冬は透過させる。他の調光シートと異なり、外部の景色は常に見えるにもかかわらず、直達日射の透過を制御できる。また、調光シート自身は何も変化しないにもかかわらず、季節によって自動的に調光できるという特徴を持っている。

既存の窓にこのシートを貼るだけで調光ができるため、効率よく製造できれば、冷暖房負荷を大きく低減することのできる省エネシートとして期待される。

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