フィリップス,携帯サイズを実現した生体情報モニタを発売

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,5月20日よりコンパクト生体情報モニタ「IntelliVue MX40」の販売を開始する。価格は50万円。

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これは,従来のテレメータ送信機と同等サイズで生体情報モニタの機能を実現した同社初となる機器。アラーム機能により,回復期の確実なモニタリング環境を構築するとともに,ネットワーク機能により医療従事者が患者の位置情報を把握したり,患者自身が通信エリアの中にいるか外にいるのかを自分で把握できる。

具体的には,心電図,呼吸,SpO2(動脈血酸素飽和度)をはじめとした基本パラメータについて,同シリーズ上位機種と同等の測定性能を有している。心電図は3/5/6極リードから選択でき,特に循環器病棟等の心疾患患者のモニタリングに必須なEASIならびにHexadによるベクトル計算導出12誘導や,高い不整脈解析精度や連続的なQT/ST解析が可能。SpO2は、低潅流や体動といった厳しい条件下でも測定が可能な同社独自のFASTアルゴリズムを使用し,モニタの携帯時にも継続的な測定を実現する。

搭載されている無線送信機能は,ITSとIEEE802.11 a/b/g規格のいずれかを選択可能で,これまでのテレメータ同様の運用が可能。また,これらの無線技術は従来の医用テレメータでは不可能であった双方向通信を実現するとともに,医用テレメータの難点であるチャネル管理・ゾーン管理を不要にしている。

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「IntelliVue MX40」の希望販売価格は、50万円で(