岡山大ほか、植物特有のミトコンドリア遺伝子調節機構を解明

岡山大学資源植物科学研究所教授の平山隆志氏と理化学研究所環境資源科学研究センター研究員の大谷美沙都氏らの研究グループは、植物特有のミトコンドリア遺伝子発現調節機構を世界で初めて解明した。

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呼吸の場として知られる細胞内小器官のミトコンドリアは、最近の研究からストレス応答、老化、エネルギー調節、細胞分裂など、細胞の主要な機能に密接に関わっていることが明らかとなっている。このミトコンドリアは、数十の遺伝子をコードする独自のゲノムを持っているが、その発現調節機構は多くの生物で不明である。今回、植物においてその遺伝子発現調節機構のひとつを明らかにした。

この研究で得られた変異株や遺伝子を用いることで、今後植物のミトコンドリア機能の解明が加速されることが期待される。また、植物ミトコンドリアの遺伝子発現調節法の開発も期待される。

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