藤電気と明大ら,閉鎖型人工光植物工場におけるイチゴの量産技術を確立

植物栽培装置で明治大学黒川農場と共同研究をした藤電気と,農業栽培コンサルティングをメインに事業展開するストロベリーラボラトリは,閉鎖型人工光植物工場(以下 植物工場)で,イチゴを年間通じて安定して量産化する技術を確立した。

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植物工場で量産化に成功した品種は,四季なり性種子繁殖型イチゴ「エラン」。植物工場で種から栽培したイチゴはウィルスフリーであり,病害虫の持ち込みがないことから,農薬を使わずに栽培可能なことが特徴。また,植物工場で種から約100 日で,イチゴの収穫にも成功した。

季節を問わずに量産化が可能な技術を確立したことにより,夏場のイチゴ需要に対応することが可能となり,夏のスイーツ市場にイチゴを使った商品を供給することが可能となる。ストロベリーラボラトリーはイチゴ生産に参入し,年内に新たに一日当り1000 個収穫できるイチゴ工場を建設し,2014 度から本格的にイチゴを生産し,5 年後に一日当り10万個の収穫を目指す。

今回、植物工場に使用した光源はストロベリーラボラトリーが監修した東神電気の植物栽培用LED光源「tecoledG」を使用した。

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「tecoledG」について詳しくはこちら。