旭硝子とHeliatek,ガラス建材とソーラーフィルムの統合開発で提携

高性能ソーラーフィルム製造のドイツHeliatek GmbHは,建材一体型太陽光発電(BIPV)市場で活発な旭硝子(AGC)のグループ企業AGCガラス・ヨーロッパ(AGC Glass Europe)と共同開発契約を結んだ。この契約はガラスとソーラーフィルムとの統合を研究,開発することに注力しており,ビル外壁ガラスの統合ソリューションの提供を目指している。

Heliatekのソーラーフィルムは,さまざまな色で不透明あるいは半透明にすることができることから,このようなアプリケーションに理想的に適合する。このフィルムは太陽が照りつける日から曇天のような太陽光がその10分の1の状況まで,これまでの太陽光技術より長い時間の日中に太陽エネルギーを最大効率で取り込む。さらにフィルムは直接太陽に向き合っておらず間接的あるいは散光だけを取り込んでいるときでも,どのような方位からでも効率的に操作することができる。さらに,フィルムのパフォーマンスは最高セ氏80度まで安定している。

これによってビルの窓を含むガラスファサードすべてが,効率的かつ費用対コストのいい太陽光発電装置となり,美しい外観と結びついて,ビルの炭素排出量を減らすことができるとしている。

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