名大、放射線帯の高エネルギー電子が増える 太陽風の条件を解明

名古屋大学太陽地球環境研究所准教授の三好由純氏らのグループは、「あけぼの」衛星等の長期観測データを用い、放射線帯の電子の数を増やすために必要な太陽風の条件を明らかにした。

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その結果、1)宇宙嵐時に電子の数が増えるためには、スピードの速い太陽風の中に南向きを向いた磁場が含まれていること、2)このとき数日間にわたって「コーラスと呼ばれる宇宙の電波」が強く発生しやすい状況になり、電子の数が増えることを示した。スピードが速く、南向きを向いた磁場が含まれているときには、80%以上の確率で電子の数の増加が起こる。また、このような状態のときには、オーロラの活動も数日間にわたって活発になっている。

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