オスラム,遠距離監視カメラ向け狭指向赤外LEDを発売

オスラム オプトセミコンダクターズは,遠距離の監視カメラシステム向け赤外LED「Dragon Dome」を発売した。この高出力赤外LEDの集光ビーム到達距離は100m以上となる。小型パッケージで,外付けのレンズは不要。波長は850nmで,CCTVなどの監視カメラ用途に適した光源となっている。

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Dragon Dome(SFH 4783)は,+/- 12°の狭指向角で光を照射する初の高出力赤外LEDで,駆動電流1A時,放射束430mW,放射強度2.4W/srを実現した。この放射強度では,カメラの感度と画角によっては,光束は100m以上の範囲で使用可能となる。

この赤外LEDの高い放射束は,最新のThinfilm技術のよるもので,これがチップからの光取出し効率を非常に高くすることを可能にした。高い放射強度は,遠距離からの照射を実現し,強力な集光が必要なあらゆるアプリケーションに役立つ。例としては,国境線や空港の屋外監視カメラシステムなどが挙げられる。850nmの波長の放射光は,カメラセンサに好適でありながら,人間の眼にはほとんど見えないため,非常に目立たないように監視することが可能。

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