浜松ホトニクス,台湾市場での販売サポートを強化へ―現地法人を設立


浜松ホトニクスは,台湾向け販売代理店に対する販売サポートを強化するため,12月5日付けで「台湾浜松光子有限公司」を設立した。開業は2015年1月1日を予定している(ニュースリリース)。

同社は2012 年4月に日商濱松光子學股份有限公司 (新竹市)を設立し,リンテックの台湾子会社高雄工場(高雄市)内に活動拠点を置いて,販売代理店をサポートする販売推進業務を行なってきた。代表人事務所では,電子管事業部のステルス・ダイシング・エンジン(SDER)の保守サービスや技術サポート業務と,半導体ウエハやガラス,サファイア基板のテストカットを中心に,同社電子管事業部製品を中心とした販売をサポートしてきた。

今回,有限会社設立により輸出入業務が可能となるため,現在販売代理店に依頼して代行輸出入をしている保守サービスなどに必要な部品や道具,機器,展示会に使用する形状サンプル品なども直接輸入が可能となる。これにより,販売代理店に対する販売サポートの強化が図れることを期待している。

新会社では,当面,現在の代表人事務所と同様に販売代理店に対する販売サポートを行なうとしているが,将来的には取り扱い製品の拡大と台湾以外の近隣諸国へのサポート拡大も視野に入れている。