トリマティス,100ピコ秒で出力するLDドライバを発売

トリマティスは,島津製作所製LD「BEAM IMPACT」の特性を最大限引き出し,パルス幅100ピコ秒で出力出来るドライバボードを開発した(ニュースリリース)。

「BEAM IMPACT」は,LDとグレーティングによりレーザ共振器を構成し,短パルスと波長安定性を実現した外部共振器型短パルス半導体レーザ。ファイバーレーザのシード光源に適した波長1μm帯において,スペクトル幅を0.1nm(FWHM)以下と狭帯域化し,さらに電流,温度変化に対する波長変動を0.1nm以下(0~500mA)に抑制した光パルスを出力する。

パルス幅は1.5ns~で,パルス幅,繰り返し周波数を自在に制御することができる。また,形状をCANタイプとすることで取扱い性が良く,高い波長安定性を備えていることから温調フリーで使用することが可能。

今回のドライバボードは,LD直接駆動方式で「BEAM IMPACT」のパルス幅100psを達成。高変換効率,小型,低コストのピコ秒レーザ光源を実現することができる。主な用途として,ファイバーレーザ用シード光源,分析/計測機器,波長変換,基準光源等を想定する。