月刊OPTRONICS 9月号特集連動企画

 

月刊OPTRONICS 2015年9月号 では「テラヘルツ技術の最前線 -光源と応用の最新動向-」を特集します。

テラヘルツ波は電波と赤外線との中間に位置しており,可視光では不透明な物質に対する電波的な透過性と,光としての直進性や取り扱いやすさを併せ持つため,非破壊・非接触・非侵襲のイメージング検査に適しており,空港などでのテロ対策として危険物検知などの応用に期待がかかっています。

これまでテラヘルツには,十分な強度の出力を得られる光源がありませんでしたが,近年になって新たな手法が開発され,その実用化に弾みがついています。また,センシングのみならず,強い電場による物質改変や超高速無線通信の研究も進んでいます。

ここでは,テラヘルツの基礎や応用について,外部サイトのリンクを交え,ここ3年間にOPTRONISC ONLINEが掲載した関連記事をピックアップしてみました。月刊OPTRONICS 9月号に掲載される最新の研究成果と共に,テラヘルツ研究の現状を確認してみてください。


目次
1:テラヘルツとは何か?
2:テラヘルツに関する最新の研究/開発成果
3:テラヘルツを応用した最新の研究成果
4:テラヘルツ製品と市場

テラヘルツとは何か?

テラヘルツの概要とその応用について(外部リンク)
テラヘルツ時間領域分光法と分析化学(日本分析化学会)
「半導体にフェムト秒の光パレスを照射して,パルス状のテラヘルツ波の発生や検出を行う研究が世界中で精力的に展開されている。これにより,テラヘルツ時間領域分光法という遠赤外からミリ波にかけての新しい分光法が出現してきた。ここでは,新しい分光法を紹介するとともに,分析化学への応用について展望する。」

大阪府大学 レーザーエネルギー学研究センター レーザーテラヘルツ研究部門
「テラヘルツ帯(0.1~100THz)野電磁波はその発生・検出が困難であったため,「未開拓電磁波」とされてきましたが,フォノンやプラズモン,分子の回転遷移など物質の多様な素励起の周波数に対応しており,物性研究では重要な役割を果たします。また分光特性を利用したイメージング,バイオ・医薬品研究,危険物検知などさまざまな分野への応用が期待されています。 」

慶應義塾大学理工学部物理学科渡邉研究室
「私たちの研究室では,様々な波長域の光源を用いたり,あるいは光源が無い場合はその開発を進めながら,物性物理研究を進めています。 特に光波のかたちを直接見て,その変化の様子を観察することができる 「テラヘルツ光源」に興味を持ち,その精密計測技術・物質制御技術の開発に努めています。」

栃木ニコン技術紹介「テラヘルツ技術」
「テラヘルツパルス分光法は,テラヘルツパルス波をサンプルに入射させ,サンプルを透過もしくは反射した後のテラヘルツパルス波の波形を時間分解計測し,その波形をフーリエ変換することにより周波数ごとの振幅と位相を得るという新しい分光法です。これまでの分光装置において計測されるのは光の強度に関する情報でしたが,テラヘルツパルス分光法では電磁波の波形そのものを計測する点が異なります。」

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