日本レーザー,高出力LD量産品対応バーンイン装置を発売

日本レーザーは,ニューポートグループの米ILX Lightwaveの新製品「LTS-7540」高出力LD量産品対応バーンイン装置の取り扱いを開始した(ニュースリリース)。

同社の既存品高出力LD対応バーンイン装置は,出力及び波長測定機能を有し,LIV計測が可能で,レーザーの基礎的性能試験からライフタイム試験,バーンイン試験までの幅広い試験が可能。研究,試作から量産までの幅広い分野に対応できる。

しかし高出力半導体レーザーの需要が加工分野で急速に増加している昨今,量産性向上のため,低価格のバーンイン装置の要求が高まっていることから,既存品の一部機能を省略した本製品を発売した。なお今夏には研究から試作用途に特化した低チャンネル・バーンイン装置「LRS-9750」の発売も予定している。

この製品の主な特長は以下の通り。
・量産対応に特化した低価格バーンイン装置
・5~30A レーザー駆動電流対応
・~3V レーザー駆動電圧
・温度範囲:40~65度
・ACC制御
・252Ch.対応
・簡易操作:装置内蔵のタッチスクリーンでの操作
・安全性:インターロック機能。CE規格準拠

既存モデル「LRS-9550」との比較

モデル LRS-9550 LTS-7540
最大デバイス数 512Ch. 252Ch.
LD電流範囲 5-30A (デバイス数により異なる) 5-30 A
サポートパッケージ C-Block, CT-Mount, Butterfly,
ユーザー指定パッケージ
ユーザー指定
パッケージ
テストモード ACC, LIV ACC
温度制御 TEC水冷 発熱体水冷
温度範囲 25~85℃ 40~65℃
標準測定 電圧, 温度 不可