住友電工,光ファイバーの伝送損失で世界記録更新

住友電気工業は,光ファイバーの伝送損失を低減するため,ガラスおよび樹脂被覆の技術を更に向上させ,過去最も低い伝送損失0.1419dB/km(波長1560nm)を実現し,世界記録を更新した(ニュースリリース)。

通信量は世界的に急激な増大が続いており,これに対応するために光通信システムの性能向上に対する要求が高まり続けている。光ファイバーの伝送損失を下げることは光通信システムの性能改善につながるもので,同社は,1988年に極低損失ファイバーを実用化して以来,継続的に伝送損失の低減をはじめとする技術を開発,実用化してきた。

今回,損失を低減するためのガラスおよび樹脂被覆の技術を更に向上させ,光ファイバーの伝送損失として過去最も低い0.1419dB/km(波長1560nm)を実現した。これは従来の記録を更新する新たな世界記録となる。

同社は今後も更なる技術開発に挑戦し,大洋間海底光ケーブル網などの超長距離光通信システムの性能改善に貢献していくとしている。

その他関連ニュース

  • KDDI研ら,マルチコアファイバーで10.16Pb/s伝送 2017年10月03日
  • NICT,53.3Tb/sのスイッチング実験に成功 2017年10月02日
  • 産総研ら,シリフォトによるネットワークの運用を開始 2017年09月29日
  • 日東電工,POF市場に参入 -慶大との連携も- 2017年09月27日
  • 慶大ら,Tバンドによる4K伝送に成功 2017年09月25日
  • NEC,太平洋横断ケーブル「SEA-US」の建設を完了 2017年09月22日
  • NEDOプロ,最高伝送密度の光送受信器を開発 2017年09月19日
  • NICTら,超小型・高速・多チャネルの光電変換素子を開発 2017年09月14日