NTT Com,400G伝送装置を導入

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は,グローバル展開しているデータセンターの間を接続するネットワークに,大容量伝送かつ省スペース,省電力な400G伝送装置を,4月14日より順次導入する(ニュースリリース)。

近年の映像データの流通拡大やクラウド技術の進展に伴う基幹光通信網におけるトラフィックの急激な増大に対応するため,NTT Comは世界に先駆けて,デジタルコヒーレント光伝送技術を用いた1チャネル当たり100Gの光伝送システムを導入している。一方で同社は,さらなる帯域の拡大に対応するため,400G伝送技術の実用化に向けた検討も進めてきた。

今回の装置に用いられている400G伝送技術は,日本電信電話(NTT)の研究成果であるデジタル信号処理技術を活用したもの。これにより同社の基幹網は,従来の2倍以上となる19Tb/s以上の伝送容量を1光ファイバあたりで確保できることとなる。

①世界最高水準の省電力・省スペースを実現
NTTの研究成果であるデジタル信号処理技術と16nm CMOS技術により,ビットあたりの消費電力を約75%削減(従来装置比),またビットあたりの装置占有スペースを約80%削減(従来装置比)した。面積などにゆとりのないデータセンターにも迅速なサービス提供が可能となる。

②従来の2倍の伝送容量を確保
NTTは,400G光信号生成に関する研究において,光の位相と振幅の両方に情報を重畳させる16QAM変調信号とサブキャリア多重を実現した。この成果が用いられているこの装置では,1光ファイバーあたり,従来システムの2倍以上の伝送容量を実現できる。

③幅広いニーズに応えるための新インターフェース(OTNインターフェース)提供
近年ホールセール事業者やデータセンター利用者を中心にニーズが増加しているOTNインターフェース(OTU2/OTU2e/OTU4)を,またNTTの研究成果であるOTUCn対応フレーミング技術を活用した400GbEインターフェースを,法人向けネットワークサービスのオプションとして,順次提供を開始する。

④柔軟かつ迅速な機能拡張が可能なディスアグリゲーションアーキテクチャ
従来の高機能なオールインワン型の専用装置ではなく,必要な機能部/モジュールごとに再配置が可能となるディスアグリゲーションアーキテクチャとSDN技術を組み合わせることにより,柔軟・迅速に、新たなサービスや機能を提供することが可能となる。

今後はIEEEの標準化動向も見据えながら400GbEなどの超高速イーサネット信号の提供や,ディスアグリゲーションされた機器とSDN技術を活用した伝送ネットワークの更なる柔軟性・俊敏性向上に向けて,両社で連携してPoC実施を始めとした技術検討を推進していくとしている。

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