プロリンクス,深紫外光/広波長域対応ファイバーを発売

プロリンクスは,独セーラムオプテック社のファイバーとして,深紫外光を照射した際の石英劣化(ソラリゼーション)を防ぐ「OPTRAN UVNSS」と,紫外光~可視光~近赤外線まで,広範囲の波長域に対して低損失の「OPTRAN UVWFS」をリリースした(製品ページ)。

「OPTRAN UVNSS」は通常のファイバーにはないハーメチックカーボン層を持ち,ソラリゼーションの影響を抑えることができる。これはセーラムオプテック社の従来のUV波長対応ファイバー「OPTRAN UV」と比較しても非常に大きな改善がみられる。そのため,医療診断機器など,300nm以下の深紫外光を使用するアプリケーションに推奨される。

コア径は100um~600umm,NAは0.12から最大0.28まで選択でき,標準品に加えてカスタム仕様での線引きも行なっている。またこのファイバーを使用したケーブル化・バンドル化も行なっている。

「OPTRAN UVWFS」は,従来のUV波長対応「OPTRAN UV」と,可視光~近赤外波長対応の「OPTRAN WF」を掛け合わせた透過特性を持つファイバーとなる。したがって,通常UV波長用ファイバーと可視~近赤外波長用ファイバーを組み合わせる必要のある用途でも,1種類のファイバーで広帯域での低損失伝送を実現する。そのため,分析装置やセンシングなど,広範囲の波長域を利用するアプリケーションに適しいてる。

コア径は100um~600umm,NAは0.12から最大0.28まで選択でき,こちらも標準品に加えてカスタム仕様での線引きも行なうほか,このファイバーを使用したケーブル化・バンドル化も行なっている。

その他関連ニュース

  • 古河電工,国内最多4000心光ファイバケーブルを発売 2024年04月16日
  • NICTら,既存光ファイバの伝送容量の世界記録を達成 2024年03月29日
  • 三菱電機,波長モニタ内蔵のDFBレーザーを開発 2024年03月22日
  • NTTら,12コア光ファイバーで7,280kmの伝送に成功 2024年03月22日
  • 岐阜大ら,屋外設置型テラヘルツ通信装置を開発 2024年03月04日
  • 阪大ら,光ファイバー1本のレンズレス内視鏡を開発 2024年02月16日
  • 阪大ら,テラヘルツで世界最高の無線通信速度を達成 2024年02月01日
  • 近畿大,エネルギー効率の高い光情報伝送方式を実証 2023年12月21日