自動車光源 校正・評価システム「ProMetric」

「ProMetric」

自動車用光源にLEDの採用が増えている。ヘッドランプやテールランプといったエクステリア系はもちろん,インテリア系では大型のディスプレーにメーター類やナビゲーションを投映するタイプのインパネや,フロントウィンドウに直接情報を投影するヘッドアップディスプレー(HUD)の採用も増えており,これらの光源に対応する校正・評価システムの確立が求められている。

システムズエンジニアリングが取扱う「ProMetric」は,コニカミノルタグループの米Radiant Vision Systems社による2次元色彩輝度計。ピクセルレベルでのFPDの輝度分布測定やLEDアレイを用いた照明器具の各素子の色や明るさなど,光源を広ダイナミックレンジ,高空間解像度,広視野で測定することができる。豊富なソフトウェアやオプションを用意し,あらゆる自動車光源の校正や評価がこれ1台で可能となる。

「PM-HL」によるヘッドランプの評価

例えばヘッドランプ測定システム「PM-HL」を使えば,ヘッドランプがある高さから路面をどのように照らすのか,スクリーンに照射したヘッドランプの照射分布からシミュレーションができる。実際にヘッドランプを路面に照射して計測するためには,長さ25mの暗室やゴニオメーターなどが必要になるが,「PM-HL」ではこうした設備を用いずに短時間・省スペースでの測定が可能になる。

さらに,照度分布の高精度評価やエルボポイントのgradient評価にも対応。欧州ECE規格や米国規格による解析や適合判定が可能なほか,用意した基準光源の照度分布を計測しておけば,そのデータと紐付けすることで,独自の照明分布をカスタマイズすることもできる。また,ニアフィールドの測定にはニアフィールド配向測定システム「PM-NFMS」も用意する。

「Conoscope Lens」

インテリア系照明の校正・評価システムにおいては,標準的に搭載されるようになった車載ディスプレーへの対応が重要となる。「Conoscope Lens」は,「ProMetric」に取り付けてディスプレーの光度や色度,コントラストの高解像度な角度分布データを測定するオプションのレンズ。コンパクトながらワンショットで±60°内の全方位データを0.06ピッチで取得する。

他にも,特にヨーロッパ向けにおいて重視されるBlackMURA や,今後ますます採用が進むことが予想される,HUDの測定法も提供するほか,従来のインジケーターやテルテール(ECE121)の計測用に効率化を極めた「autoPOI」や「light strip」は,超高解像度と高速測定を誇る「ProMetric」ならではのソフトウェアとなっている。

インテリア系照明の測定

「ProMetric」は,自動車のインテリア/エクステリア,光源の新/旧を問わず,マルチに評価と校正を可能にする,現代の自動車産業にうってつけのシステムと言える。取扱うシステムズエンジニアリングは,輝度のイメージャーと校正光源の両方を取り扱う唯一の国内企業であり,機器のキャリブレーションサービスの提供やキャリブレーションシステムの販売も行なっている。自動車光源のプロフェッショナルとしても注目を集める一社だ。



システムズエンジニアリング「配光測定システム」紹介ページ

Prometric諸元表

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