パイオニア,3D LiDARのサンプル提供を開始

パイオニアは,9月下旬より,国内外の自動車メーカーやICT関連企業などへ,MEMSミラーを用いた独自の走行空間センサー「3D-LiDAR」のサンプル供給を開始する(ニュースリリース)。

3D-LiDARは,遠方の物体までの高精度な距離の測定や,物体の大きさを検出できるセンサーで,物体形状の把握も可能なため,自動運転に不可欠なキーデバイスと言われている。同社は,2020年以降の量産化を目指し,高性能で小型,低コストな3D-LiDARの開発を進めている。

今回供給を開始するMEMS方式の3D-LiDARは,開口部の小さいMEMSミラーとレンズを組み合わせ,光学設計を最適化することにより,車載用途での実用化を可能にする。同社は,この3D-LiDARのサンプルを,国内外の自動車メーカーやICT関連企業などに供給し,相互で実用化に向けたトータルシステムとしての動作検証を行なう。

その検証結果を基に,各企業の使用用途に適した仕様や形状,サイズなどの検討を行なうとともに,独自のデジタル信号処理手法を用いて,これまでLiDARでは難しいとされていた黒色の物体や遠方物体(LiDAR側で受信するレーザー光が微小な状況)の計測能力を高める技術の開発を進め,一般道でのレベル3もしくはそれ以上の自動運転車両への搭載や,次世代GISサービスなどへの活用を目指す。

その他関連ニュース

  • 【人と車】海外ティアワン,フラッシュLiDARのロードマップ発表
    【人と車】海外ティアワン,フラッシュLiDARのロードマップ発表 2018年05月25日
  • 【人と車】Valeo,新型LiDARを世界初公開 2018年05月24日
  • OmniVision,自動車向け視線検知用イメージ・センサー発売 2018年05月16日
  • オンセミ,LiDARセンサー企業を買収 2018年05月10日
  • オクテック,超高輝度の自動運転室内検証システムを発売 2018年05月02日
  • 東芝,LiDARの信頼性を向上するロジックを開発 2018年04月24日
  • ADAS用車載デバイス市場,2017年に1兆円の大台を突破 2018年04月10日
  • パイオニアのLiDAR,NVIDIAのSDKに対応 2018年04月04日