パナ,蛍光灯の生産を今年度で終了

パナソニックは,2019年3月末をもって蛍光灯照明器具の生産を終了すると発表した(ニュースリリース)。

これは政府による「新成長戦略」「エネルギー基本計画」や日本照明工業会の「照明成長戦略2020」の目標に基づくもの。なお,メンテナンス用の蛍光ランプは,照明器具生産終了後も継続生産する。

同社は,1952年にプル式の蛍光灯照明器具の生産を開始し,半世紀以上にわたり,蛍光灯を生産してきた。その後,非住宅向けの照明器具としては2010年12月に日本照明工業会の規格に準拠した直管LEDランプ搭載ベースライトを発売,2012年12月には一体型LEDベースライト「iDシリーズ」を発売し,LED照明の普及を加速させてきた。

この後,まず2018年4月末に黒板灯など用途別照明器具の一部,階段通路誘導灯を含む非常用照明器具(電池内蔵型)の一部,非常用ダウンライトの約70品番の生産を終了する。続いて,2019年3月末に,富士型,笠付,笠なし,埋込型や防湿型,防雨型照明器具,非常用照明器具の約120品番の生産を終了する。

今後は,より省エネ性が高く,長寿命が特長であるLED照明器具への移行を推進する。特に,蛍光ランプが多く使用されている施設市場向けについては,さまざまな施設や用途に対応ができる一体型LEDベースライトを中心とした高効率LED照明器具の普及を加速させていく。

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