フジクラ,長距離伝送向け低損失大面積ファイバーを開発

フジクラは,長距離伝送に最適な特性を有する光ファイバー「FutureGuide®-HSC」を開発した(ニュースリリース)。

インターネットの継続的なトラフィック増大に応えるため,デジタル信号処理を用いた新しい光通信システム(デジタルコヒーレントシステム)の導入が始まっている。デジタルコヒーレントシステムにおいては,光ファイバーに対して伝送損失の低減とコア断面積の拡大が要求されている。

同社はシリカコア,フッ素クラッド構造の採用により従来の光ファイバーに比べて大幅な損失低減を実現した構成の光ファイバー(High performance Silica Core Fiber,HSC)を開発した。

この光ファイバーは,波長1550nmにおける伝送損失が0.168 dB/kmと低く,一般的な光ファイバーと比べて光の減衰量が約10%低くなっている。また,コア断面積は一般的な光ファイバよりも約40%大きく,デジタルコヒーレント通信で問題となる信号歪みを大幅に低減する。

さらに曲げ特性に対しても十分な対処を行ない,種々のケーブルに対応可能な特性を実現した。この光ファイバーは,2016年11月に勧告化されたITU-T G.654.Eに準拠した特性を有しており,陸上伝送路におけるデジタルコヒーレントシステムに最適な特性を持つとしている。

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