山形大ベンチャー,有機EL材料を委託販売

山形大学で開発された,有機EL材料や有機太陽電池材料などの特許技術をベースに,有機半導体関連材料の研究開発および製造販売を行なうフラスクと東京化成工業は,山形大学およびフラスクで開発した有機・無機半導体材料の製造を東京化成に委託する契約を締結した(ニュースリリース)。

フラスクの最高技術責任者である山形大学教授の城戸淳二氏らは,これまで科学技術振興機構(JST)の大型プロジェクトである地域卓越研究者戦略的結集プログラム,戦略的イノベーション創出推進プログラム,革新的イノベーション創出プログラムを実施し,有機ELなど有機・無機半導体材料を開発して数多くの特許を出願し,取得してきた。

フラスクと東京化成工業は,これら特許化した材料の製造および販売を協力して行ない,有機ELディスプレイメーカー,有機EL照明パネルメーカーなどに販売する。

その他関連ニュース

  • コニカミノルタ,次世代カラーアナライザーを発売 2024年03月19日
  • カネカ,有機EL照明を東京国立博物館へ寄贈 2024年02月08日
  • 名大ら,有機EL材料の発光効率の増幅機構を発見 2024年02月01日
  • ソニー,没入型空間コンテンツ制作システムを開発 2024年01月10日
  • 群馬大ら,OLEDの特性に直結する分子配向を制御 2023年12月11日
  • 近畿大ら,第3世代円偏光有機発光ダイオードを開発 2023年10月23日
  • 東工大ら,世界最小電圧で光る青色有機ELを開発 2023年09月21日
  • 名大ら,カーボンナノリングの固定化・修飾法を開発 2023年09月04日