TOPTICA,ELT向けレーザーガイド星生成システムを受注

独TOPTICAは、超大型望遠鏡(ELT)の補償光学システムに使用される4つのレーザーをさらに生産するため,ヨーロッパ南部天文台(ESO)と最新の契約を締結した(ニュースリリース)。

この契約は,ESOの超大型望遠鏡(VLT)の開発および展開契約の延長であり,最近始動した同社のスピンオフ企業であるTOPTICA Projects GmbHによって実行される。

これらのユニークなレーザーガイド星生成システムは,2年以上にわたり,チュニジアのパラナールにある主要なESO望遠鏡の1つで広範にテストされている。このシステムはELT望遠鏡の重要な構成要素となり,光学/赤外線地上望遠鏡の前例のない空間分解能を達成するのに貢献する。ELTでは,2024年のファーストライトを予定している。
 
同社は過去10年間にわたる,天文学用途向け589nm(ナトリウム励起波長)ダイオードレーザーベースのファイバー増幅レーザーガイド星生成システム開発のパイオニア。最近,彼らのパートナーである加MPB Communicationsと協力し,レーザー業界の権威であるBerthold-Leibinger Innovation Awardを受賞し,今年初めにはForman-OSA Awardを受賞した。

過去数年間,他の大型望遠鏡のサイトでも,レーザーガイド星生成システムが「SodiumStar 20/2」というブランド名で採用されており,他のアプリケーションとして衛星追跡とLiDARがある。数十Wの出力を有する波長可変単一周波数レーザーまたは波長固定単一周波数レーザー技術は,520nmから640nmの波長にも適用できるという。

その他関連ニュース

  • 神大ら,鉄の小惑星表層成分を分光で示唆 2019年09月18日
  • 東大ら,135億年前の星形成の痕跡を発見 2019年09月11日
  • 東北大ら,赤外線カメラで木星嵐を3次元観測 2019年09月05日
  • JAXA,リコーの小型全天球カメラをISSへ搭載 2019年08月29日
  • 天文台ら,近赤外線高分散分光器で星間物質を測定 2019年08月23日
  • デルフト工科大ら,赤方偏移観測用の超伝導受信機を開発 2019年08月07日
  • 都市大ら,宇宙望遠鏡で新たな種族の天体を発見 2019年07月31日
  • 阪大ら,物質に等価なブラックホールの姿を直接観測 2019年07月31日