システムズエンジ,LiDARターゲット用/ドローン広域測定用/大型標準反射板を発売中

Typical 8/H Reflectance Factors of Permaflect

システムズエンジニアリングは,カメラや自動車のヘッドランプ,LiDARなどの校正に適した反射材として,米labsphere社製「Permaflect」反射コーティングの取り扱いを開始した。この製品は標準反射板としてスタンダードの地位を確立している同社「Spectralon」の機能を,屋外でも使用することをコンセプトに開発されたもの。

カメラやLiDAR等のキャリブレーションは,通常,室内環境で専用の光源を用いて行なわれるが,屋外で使用する場合は光の性質が異なるため,実際にカメラを使用する環境下でのキャリブレーション(オンサイト・キャリブレーション)が再度必要となる。

80 BDRF at 20° Incident Beam

「Permaflect」は,こうした屋外でのキャリブレーションの際に,フィールドに設置して使用することを想定した反射材。軽量で耐水性や耐光性に優れ,汚れても水洗浄することができる。光学特性は「Spectralon」同様に優れており,ランバーシアン特性に近い拡散性を実現している。

反射率は 5,10,18,50,80,94(%)の6種類,サイズは 50×50,100×100,150×150,120×240(cm)を標準品として用意する。反射率やサイズは要望に応じてカスタマイズにも対応する。

セールスディレクタ 高田敏寛氏

他にもユーザーの要望する物に「Permaflect」を吹き付けて行なう,オリジナルの反射材の作製も請け負う。大きさや形状に関わらず,殆どの物に適用できるのが特長で,最近では自動車関連の開発用途に,マネキンなどの人形にコーティングする例が増えているという。反射率をカスタマイズすれば,例えば日本人の皮膚の平均的な反射率に設定することはもちろん,白人や黒人の肌も再現することができる。

より大きな反射材が必要な場合,フレキシブルなシートに「Permaflect」をコーティングした「Flexspct」の販売も行なっている。例えばドローンなどの飛行体に搭載したカメラを上空からオンサイト・キャリブレーションするには巨大な反射材を使用するが,板状では運搬が困難な5×5m角といったサイズの反射材でも,「Flexspct」なら筒状に丸めて現場まで容易に運ぶことができる。

Permaflect

このように「Permaflect」は,オンサイト・キャリブレーションに有効な校正用反射材で,車載カメラやセンサーの開発には欠かせない製品となっている。システムズエンジニアリングでは,自動運転のセンシング,ヘッドライトの評価用としてのほか「ダッシュボードなど内装材の反射特性を計測するときの基準としてもお勧めしたいと思います」(セールスディレクタ 高田敏寛氏)としており,デバイスだけではなく,自動車内外装の部材を扱う企業にとっても,有効な製品と言えそうだ。

なお,「Permaflect」はサンプルでのテストも可能で,各反射率(左上図と下記標準仕様参照)をセットで貸し出している。詳細については下記リンク先にあるフォームより問合せることができる。

システムズエンジニアリング Labsphere社製反射板紹介HP

Permaflect標準品仕様

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