【NTT R&D】プロジェクター向け超小型光源

NTTはレーザーピコプロジェクタ―に適したレーザーを集積した超小型合波路を開発,NTT R&D 2018にて展示した(技術概要)。

現在のレーザープロジェクターのうちRGBの光源を使う方式の場合,各色のレーザーをレンズやミラーを介して合成するため,一定以上のサイズがどうしても必要となり,小型化の障壁となってきた。

NTTでは通信波長帯レーザーを用いた光ファイバーの知見が集積していることから,可視光についてもこの技術を応用し,超小型のRGB合波路を開発した。試作したデバイスの大きさは2mm×6mm。ガラス上に付けたRGB3本の導波路を1本に合波し,さらにRGBのレーザーを集積している。

プロセスとしては石英系プレーナ光波回路(PLC)を作るのと同じだといい,ブレーキング前のウエハも一緒に展示した。ただし,扱うのは通信波長帯1/3程度の光であるため,その分微細な技術が必要であったことや,さらにそれぞれ波長の異なる3つの光を適切に扱うことが難しかったという。

展示では,網膜照射型のウェアラブルディスプレーを開発するQDレーザーの協力を得て,外付けながら実際にQDレーザーが開発する網膜照射型ディスプレーにこの光源を組み込んだ試作機で表示デモを行なった。

NTTではこのデバイスのサイズをさらに半分程度まで小型化することが可能だとみており,今後はこのようなウェアラブルディスプレーをはじめ,超小型プロジェクターへの採用を目指していくとしている。

その他関連ニュース

  • エプソン,スマホ用スマートグラスを発売 2019年05月24日
  • エプソン,レーザーホームプロジェクターを発売 2019年05月24日
  • 横国大,光学結晶中の白色レーザー発生原理を解明 2019年05月15日
  • QDレーザ,第三者割当増資で36.6億円調達 2019年04月09日
  • NECディスプレイ,シネマ用レーザープロジェクターを発売 2019年04月05日
  • 第34回櫻井健二郎氏記念賞が決定
    第34回櫻井健二郎氏記念賞が決定 2019年02月22日
  • DNP,能・狂言公演に観劇用ARガイドを提供 2019年02月12日
  • コーニング,ウェーブオプティクスとAR向け光学部品をデモ 2019年01月16日