旭光通商,多機能なスマホ型ハンドヘルド分光計を発売

「MK350S Premium」

旭光通商は,台湾United Power Research Technology Corporation(UPRtek)社製の分光型ハンディ照度計「MK350S Premium」の取扱いを開始した。価格は395,000円(税別)。UPRtek社は,従業員数の50%が開発に従事する研究開発型企業で,NAND flashメモリの大手プロバイダーである台湾Phison社グループの一員。

「MK350S Premium」は,UPRtek社の分光型ハンディ照度計「MK350」シリーズのハイエンドモデル。4.3″のカラータッチスクリーンを備えるスマートフォン型の外見が特徴で,アイコンを用いたメニューとタッチパネルによる入力により直観的な操作が可能。小さな筐体ながら,積分球分光光度計,オシロスコープ,照度計,光量子計の機能を一台に詰め込んでいる。

アイコンメニュー

また,豊富な測定規格をプリセットしており(CCT,LUX,CRI,CIE1976,CIE1931,PPF,CQS,Duv,LambdaP,S/P比,TLCI,GAIなど),その数は40以上を数える。そのため照明を用いる広範囲な産業で利用することが可能で,照明やインテリアライトのデザインにおいてはもちろん,植物の育成における光合成光量子束密(PPPFD)の測定,サーカディアンリズムを応用した健康促進など,多くのユーザーのニーズを満たすように設計されている。

追加されたフリッカーモード

前モデル「MK350S」との最大の違いとして,今回フリッカーモードが追加された。LEDを含む照明器具は,ほとんどの調光,回路制御システムがフリッカーを引き起こす原因となっている。いずれの場合でも,フリッカーはてんかんの発作を引き起こす可能性が言われているほか,オフィスににおいては労働者のパフォーマンスの低下の一因となることが知られており,健康および安全上のリスクとなる可能性がある。このモードではこうしたフリッカーの各パラメーターを取得することができる。

この他にも,フリッカーが危険となるしきい値を判定するフリッカージャッジモード,時間領域と周波数領域の両方におけるリアルタイム測定が可能なフリクエンシ―モード,目にダメージを与える可能性のあるブルーライトを測定するブルーハザード(BH)モードが追加されており,特に照明における安全・安心を求めるユーザーには便利で使いやすい1台となっている。

照度をビジュアル化するLUX.Gモード

一般的な測定モードとしては,スペクトルをビジュアル化するスペクトルモード,色忠実度指数(Rf) 色域スコア(Rg) から分析を行なうTM-30モード,リアルタイムに照度をビジュアル化するLUX.Gモード,ブルーライトの透過量を見るトランスミットモード,生産ラインなどで全製品をチェック・記録するログモード(PCとの接続可能),設定値を超えた計測結果を抽出するチェックモード,米国規格ANSI78.377とMacAdam Ellipseを用いた評価を行なうBINモード,リアルタイムまたは測定履歴を利用してパラメーターを比較するコンペアモードなどを搭載する。

「MK350S Premium」はユーザーフレンドリーなインタフェースを搭載し,小型で多機能。照明器具や装置の開発・設置はもちろん,商品デザインや農業,バイオロジー,ヘルスケアといった,光や色がキーとなるあらゆる分野において,プロフェッショナルからアカデミーまでの要望に,十分に応える一台となっている。

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