NECら,チタン製超高感度火口監視カメラを構築

阿蘇火山博物館と日本電気(NEC)は,チタン製の超高感度フルHDカメラを活用した阿蘇中岳火口の監視システムを構築した(ニュースリリース)。

両者は,阿蘇地域における「安全・安心かつ持続可能なまちづくり」の実現と,阿蘇市の観光促進の取り組みである「然」(阿蘇市が2013年から始めた観光振興のために人をブランド化していく取り組み)の更なる活性化を目指し,阿蘇市と包括連携協定を締結するなど,防災・減災対策及び観光振興の強化に取り組んでいる。

今回,2016年4月に発生した熊本地震で破損した阿蘇山上の火口カメラを復旧・強化するためにこのシステムを構築した。新たに開発したオールチタン製による筐体・雲台の一体型カメラにより,火山ガスが流れ込む過酷な環境条件下でも火口の状況を24時間365日監視することが可能となる。

また,超高感度フルHDカメラを採用し,火口内の表面活動の情報を関係機関に対して常時配信することができる。これにより,阿蘇山周辺の住民や阿蘇山上に来訪する年間約200万の観光客の安全・安心に貢献していくとする。

なお,このシステムの構築は,熊本地震の復興事業計画として,熊本県の「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」による補助金に基づき実施されたもの。

これにより昼夜問わず阿蘇山火口の観測・監視とともに監視映像の蓄積ができる。また,撮影された火口映像は火山研究への活用とともに,必要に応じて関連機関に対して防災・減災情報の伝達・供給が可能となるとしている。

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