三菱電機,豪雨予測用ライダーの実証実験を開始

三菱電機は,新たに開発した世界最高出力(1.5µm帯 単一波長パルスレーザーにおいて)の「アイセーフ高出力導波路型レーザー増幅器」を搭載した水蒸気・風計測ライダーで,積乱雲の発生原因となる空気中の水蒸気と上昇気流を同時に計測する実証実験を開始した(ニュースリリース)。

今後,計測精度の向上などを確認し,実用化に向けた研究開発を進め,早期の豪雨予測に貢献するという。

近年,世界中でさまざまな異常気象による災害が増加しており,特にゲリラ豪雨については,住民の安全な避難行動を促すために,より早期の警報発令が求められている。従来の気象レー ダーなどによる方法では,発生した積乱雲を観測し予測するため,予測から発生までの間で十分 な避難時間を確保することに課題があった。

同社は今年5月から,より早期の豪雨予測の実現に向けて,積乱雲の発生原因となる空気中の水蒸気と上昇気流を地上からのレーザー光によって同時に計測する,水蒸気・風計測ライダーの計測精度を高める実験を重ねている。

同社は今回,高感度な受信に適した波長を用いた世界最高出力のレーザー増幅器を開発し,実験で空気中の水蒸気と上昇気流を早く,高精度に,広範囲に観測できることを確認し,早期の実用化を目指すとしている。

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