【CEATEC2018】エイブリック,紫外線イメージセンサーを開発

デモは2台のカメラを使用

アナログ半導体のエイブリックは可視光から紫外域まで感度を持つCMOSセンサーを開発,カメラを試作してCEATECにてデモを行なった。

開発したセンサーのサイズは1/4インチで解像度はVGA(640×480)。感度は深紫外~近赤外(200nm~900nm)まである。フレームレートは30fps。これをCマウントのカメラ筐体に搭載してカメラとした。

モンシロチョウは紫外線だと雄は黒く見える

デモではこのカメラを2台用い,1台には可視光カットフィルタ,もう1台には紫外線カットフィルタをそれぞれ装着し,ブラックライトで照明したコインや蝶などがそれぞれどう見えるかを紹介した。

このカメラは1台で可視光画像と紫外画像を撮ることも可能だが,それぞれの波長域で合成石英レンズの収差が異なるため,ここでは2台を用いてのデモとなった。

ブロードな波長域

同社は東北大学の須川・黒田研究室との共同開発により,UV-AからUV-Bまでの紫外線領域の紫外光を検知する,シリコンを利用した紫外線フォトダイオードを製品化している。今回のセンサーはこの技術を応用したもの。紫外線の吸収による減衰を避けるため,受光部が表面層側に近くなるような構造としている。

以前,CCDセンサーで紫外域に感度のある製品はあったが,CMOSでは初めてではないかという。現在アプリケーションを模索しており,紫外線を発する放電現象の検出といった要望があったという。現在具体的な製品化時期は決まっておらず,同社では2年程度をかけてマーケティングを行なっていくとしている。

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