ソニー,複数接続可能なCMOSセンサーを発売

ソニーは世界で初めて,1つのMIPI(Mobile Industry Processor Interface)入力ポートに対して,独自のデータ送信技術により複数接続を可能とするインターフェースを搭載した,センシング向けグローバルシャッター機能搭載CMOSイメージセンサー「IMX418」を商品化した(ニュースリリース)。

同一配線上に接続された複数のイメージセンサーを同時露光して撮影したデータを,1つのMIPI入力ポートへ転送するインターフェースを搭載したことにより,複数のイメージセンサーを機器に搭載しても,配線数を削減できるだけでなく,APのMIPI入力ポート数以上のイメージセンサーを接続することが可能となる。

また,各イメージセンサーで撮影したデータのAPへの転送方法は,APでのデータ処理方法に応じて,フレーム毎かライン毎を選択することが可能。このインターフェースは,MIPI規格に準拠したデータ送信が可能で,既存のアプリケーションプロセッサーで受信できる。

さらに,主に産業機器向けに市場導入しているフォーカルプレーン歪みの無いグローバルシャッター機能を搭載したCMOSイメージセンサーと比べて,低電圧で駆動することにより低消費電力化し,移動体向けのグローバルシャッター機能を実現した。

同社はこの製品で,イメージセンサーから取得した情報を元に,自己位置推定と環境地図作成を同時に行うSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)や障害物検知を使用する,ヘッドマウントディスプレイ,ドローン,自律走行ロボットなど,複数のイメージセンサーの搭載が想定される機器での採用を見込んでいる。

この製品のサンプル出荷時期は2018年10月で,サンプル価格は1,500円(チップ),2,000円(チップサイズパッケージ)(税抜き)となっている。

新着記事

  • 【訃報】宮崎大学名誉教授の黒澤宏氏死去 2019年04月22日
  • KEKら,機械学習でX線吸収スペクトル解析を自動化
    KEKら,機械学習でX線吸収スペクトル解析を自動化 2019年04月19日
  • 浜ホト,世界最高出力産業用パルスレーザーを開発
    浜ホト,世界最高出力産業用パルスレーザーを開発 2019年04月19日
  • 東北大ら,高温・大気中で安定なn型混合導電体を開発 2019年04月19日
  • JSTとAMED,2019年度の目標決定と課題の公募を開始
    JSTとAMED,2019年度の目標決定と課題の公募を開始 2019年04月19日
  • 阪大,セルロースの固有複屈折を解明 2019年04月18日
  • 住友化学,米企業と光学フィルムなどを開発 2019年04月18日
  • 技科大ら,光合成に黄緑色光を使うための光スイッチを発見 2019年04月18日