オリンパス,内視鏡用オープンプラットフォームを開発

オリンパスは,消化器内視鏡画像に関連するさまざまなCADアプリケーションを医療現場で効率的・ワンストップで活用するための「CADオープンプラットフォーム」を開発した(ニュースリリース)。

昨今,医療の現場で撮影した画像をAIに認識させ,診断や処置の支援を行なうための技術開発が広く行なわれている。同社は内視鏡事業において,積極的に外部パートナーとの共同開発を進めている。

この中で早期の実用化を目指している技術に,医療現場で撮影した画像を使い,AIによる診断支援を行なうCAD(Computer Aided Diagnosis)がある。

CADには,AIにより病変を検出する「コンピューター検出支援(CADe:Computer Aided Detection)」と,検出した病変から疑われる病名を診断する「コンピューター支援診断(CADx:Computer Aided Diagnosis)」の2つがあり,すでに開発発表している大腸内視鏡画像によるCADeだけでなく,現在,胃や食道領域でもこの2つの技術開発を進めている。

開発した「CADオープンプラットフォーム」は,こうしたさまざまなCADアプリケーションを医療現場で効率的・ワンストップで活用するため,複数のPCや接続機器を必要とせず,同社の消化器内視鏡システムに接続するだけで,複数のCADアプリケーションを切り替えて使用することができる。

このプラットフォームの特長は,同社製消化器内視鏡システムに接続するだけで,観察中にリアルタイムでコンピューター検出・診断支援の結果を画面上に表示・精度の高い病変の検出・診断をサポートする。また同社の消化器内視鏡システムトロリー(架台)に載せ,各種装置と連係して使用できる。

同社は今後,製品化に向け,法規制対応を行ないながら,アプリケーションの自社開発だけでなく,オープンプラットフォームとして複数のパートナーとの協業を進めていくとしている。

その他関連ニュース

  • センサー関連と基板関連市場,2018年に3兆円規模に
    センサー関連と基板関連市場,2018年に3兆円規模に 2019年05月23日
  • ニコンら,分光とAIによる食品異物検査装置を開発 2019年05月22日
  • 岐阜大,深層学習で画像データから野生動物を抽出 2019年04月23日
  • KEKら,機械学習でX線吸収スペクトル解析を自動化
    KEKら,機械学習でX線吸収スペクトル解析を自動化 2019年04月19日
  • コニカミノルタ,胸部X線の病変検出AIを共同開発 2019年04月12日
  • 三菱電機,AIファイバーレーザー加工機3機種を発売 2019年04月10日
  • 富士フイルムら,AIで肺炎CT画像を分類・定量化 2019年04月10日
  • 2023年ロボット掃除機市場,18年比139.0%に 2019年04月09日