AGC,高精細・大画面ディスプレーガラス基板を開発

AGCは,業界最高水準の高ヤング率を持つ,高精細・大画面ディスプレー向け大型ガラス基板「AN RezostaTM」の開発に成功した(ニュースリリース)。

近年,テレビやデジタルサイネージなどの大型ディスプレーで,高精細・高速駆動パネルの採用が拡大している。これらディスプレーパネルの製造工程では,金属膜の厚膜化やIGZO(酸化物半導体の一種)プロセスの採用による高温化が進み,母材となるガラス基板には,金属膜の膜応力による反りの抑制(高ヤング率化)と熱処理による収縮が小さいことが求められている。

同社はこれまで,全てのパネルサイズに対応可能な中小型~大型パネル用ガラス基板「AN100」と,第6世代サイズを中心とした小型・超高精細パネル用ガラス基板「AN Wizus®」を顧客の用途に合わせて提供してきた。

今回,市場拡大が見込まれる大画面・超高精細・高速駆動パネルの性能と生産性の向上を実現するために,「AN100」よりヤング率が高く熱収縮が小さい,大型ガラス基板を開発した。

この製品は,85GPaという業界最高水準の高ヤング率と低熱収縮率を備え,また第8世代などの大サイズ基板の製造と安定的な供給も可能なことから,大画面・超高精細・高速駆動パネルの性能や生産性の向上に寄与するという。

同社は今後,2019年内の量産体制整備を目指すとしている。

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