パナ,AR-HUDと無人駐車システムを開発

パナソニックオートモーティブは,「AR-HUD」と「無人自動バレーパーキングシステム」を開発した(ニュースリリース)。

自動運転の進化や交通事故の低減など,より安全で快適な車社会の構築が求められている。その実現に向けて,今回同社が開発したAR-HUDは,ドライバーが運転に集中できる快適で安全なナビゲーションを提供し,無人自動バレーパーキングシステムは,限定された領域での高度運転自動化(SAEレベル4)を実現する。

AR-HUDは,運転席前方の現実空間に奥行き感のある大画面映像を重ねて表示し,車両から得られる情報をもとに,経路案内の表示や障害物を,路面上に直接マーキングしたように見える注意喚起表示などを行なう。

AV製品の開発で培った同社独自の光学技術の活用し,大画面でも歪みの少ない高品位の表示が可能。表示距離の中心約24mで200インチ相当の大画面表示を実現した。

このシステムの導入で,運転中のドライバーの視点移動や焦点調整を減らすとともに,より直感的な情報の提示により,安全運転を支援する。また独自の振動補正技術で,振動による現実空間と表示映像のズレを低減。より見やすくわかりやすいナビゲーションを実現する。

無人自動バレーパーキングシステムは,ADASで用いられるカメラやソナー,レーダーなどの車載センシング技術と,セキュリティー用途で用いられる監視カメラなどのインフラセンシング技術との融合により,駐車場内での安全な自動走行を実現した。

具体的には,車両に搭載された複数のカメラ,ソナー,レーダーと,駐車枠や停止線といった簡単な2次元路面マップを用い,正確な自車位置を特定することで,隣接車両との間隔が20cmの極狭空間に駐車できる。車載カメラと監視カメラがディープラーニングによる人検知を行ない,駐車場内の歩行者を検知して,安全に車両を停止する。

このシステムの導入で,専用の高価なセンサーを使わず無人自動バレーを実現する。駐車場での事故低減を安価に実現し,面倒な駐車作業からドライバーを解放し,離れた駐車場の利用や狭い空間に駐車できることで,土地を有効活用できるという。

なお,この技術は,トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」に搭載されるとしている。

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