【光フェア】コニカ,VCSEL向け評価用分光器を出展

コニカミノルタジャパンは,光とレーザーの科学技術フェア(11月12日~14日 科学技術館)において,VCSELの評価に最適な,測定波長範囲を近赤外域に特化した光学評価用分光器「HR‐CAS」を展示している。

この製品は同社の海外子会社である独Instrument Systemsが開発・製造した製品。Instrument SystemsはLEDまたはLDの設計開発における評価用分光器メーカーとして,海外で高いシェアを持つ。

今回展示するポリクロメーター型分光器「HR‐CAS」は,波長域を800~1000nmに特化することで高い波長分解能(0.12~0.26nm ※機種による)と波長ピッチ(0.05~0.10nm ※機種による)を実現している。

また,この製品の最大の特長は波長と同時に光出力(W)を計測できる点にある。光出力を計測する一般的なパワーメーターは特定の波長に特化しているため,周辺の波長における正確な光出力の分布を見ることができなかったが,この製品は光出力の波長分布に加え,輝線も正確に捉えることができる。

一方,分光測定に用いられてきたスペアナは掃引型であるため測定時間が長く,1測定に数分必要なケースもある。対してこの製品は瞬時分光型であるため,光量が十分であれば数ミリから数十ミリ秒で測定ができるという。

つまりパワーメーターとスペアナの「いいとこどり」を実現しているわけだが,さらにオプションでLDへの入力電流・電圧や温度を変化させた場合の光出力やピーク波長の変動をグラフ表示する,開発に便利な機能も搭載している。

ラインナップとして,普及型の「CAS120HR」3機種と,高ダイナミックレンジのハイエンドモデル「CAS140CT-HR」の3機種を用意しており,既に海外でVCSELの評価用として多数の実績があるという。

同社ではこの製品が特に自動運転のLiDAR搭載用VCSELの評価にも適しているとしてオプションの配光用装置などと共に10月より国内での販売を開始しており,サンプル測定のほか,デモなどにも応じるとしている。

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