ショット,使い捨て内視鏡用照明を開発

独ショットは,簡単かつ迅速に設置できるプラグアンドプレイのライトガイドである照明ソリューション「SCHOTT SingleEZ Guide」を開発した(ニュースリリース)。

この製品は柔軟なグラスファイバーによる省スペース融合により,必要とする正確なスポットに最大量の光を届けることができる。これにより熱を減らし,医療機器としての登録を容易にするという。

同製品の主な特長は以下の通り。
・直径を最小化し効率を最大化
気管支鏡,鼻鏡,尿道鏡などの特に細い内視鏡は,照明用のスペースがほとんどなく,ライトガイドの外径は非常に限られている。この製品は,利用可能なスペースのほとんどを使うことにより,最大光出力を提供する。

・規制熱管理
この製品は熱管理などの技術的な問題を解決することによって,製品設計を改善する。パッシブグラスファイバーを通して光を送ることにより,光ファイバー照明ソリューションは,内視鏡の先端から熱を発生するLED光源を分離する。

LEDを人体組織から遠ざけておくことで,温度が組織損傷が発生する臨界しきい値を下回ることができる。また,これにより,医療技術標準および規制要件を満たすことが容易になり,迅速な承認と素早い市場導入が可能になるという。

・高品質の光が良好な画像を作成
同製品は,120°の光線角度を提供する。カメラのイメージング角度と正確に一致させることで,影のない照明が可能になる。

また,高品質の光源からの光が正確に作用点に到達するため,内視鏡全体の演色評価数も改善する。正確な画像は,最適な組織分析と適格な診断の前提条件となるので,この高画質には明確な利点があるとしている。

・複雑さの軽減
ガラス光ファイバーは,製造および組み立て中に特別な取り扱いが必要になるため,使い捨てデバイスのコンポーネントと見做されないことがある。

しかし,この製品はプラグアンドプレイであるため,完全な内視鏡システムに組み込むことができる。ファイバーバンドルを取り扱ったり,研削や研磨せずにこの照明ソリューションを統合できるため,イノベーションを迅速に行なうことができる。

同社はこの製品の開発を,使い捨て内視鏡市場への参入を表明するものだとしている。

その他関連ニュース

  • NII,東京-大阪の学術ネットを400Gb/sに 2019年12月27日
  • 府立医大,レーザー内視鏡で胃がんリスクを評価 2019年12月26日
  • フジクラ,200µm屋内外兼用光ケーブル発売 2019年12月13日
  • フジクラ,新型コア調心融着接続機を発売 2019年12月13日
  • 東大ら,超高均一で透明なゲルを創出 2019年12月10日
  • HOYA,経鼻挿入可能な消化管スコープを発売 2019年11月27日
  • 東大ら,超放射レーザーの実現に重要な知見 2019年11月20日
  • オリンパス,内視鏡医の暗黙知をデータ化 2019年10月25日