浜ホト,韓国の画像計測機器事業を強化

浜松ホトニクスは,韓国の販売代理店の機能を移転した新会社「HAMAMATSU PHOTONICS KOREA Co., Ltd.」の株式55%を取得し,現地法人化した(ニュースリリース)。

韓国内の画像計測機器事業の販売体制を強化し,韓国の半導体メーカーなどの要求に応えることで,アジア地域でのさらなる売り上げ拡大を目指す。

韓国では1990年代以降,半導体産業が急成長してきた。現在,韓国の半導体メーカーは,半導体メモリ市場において高い世界シェアを占める一方,より付加価値が高いロジック半導体のシェア拡大に向け競争力の強化に取り組んでいる。

今後,人工知能(AI),第5世代移動通信システム(5G)の本格的な普及やデータセンターへの設備投資の回復などにより,韓国の半導体メーカーのさらなる事業拡大が見込まれている。

同社はこれまで,韓国の半導体メーカーに向け,現地の販売代理店を通じ半導体メモリ向け故障解析装置をはじめとする画像計測機器を販売してきた。

今回,韓国の販売代理店である「MODOO TEK Co., Ltd.(MDT)」の販売やメンテナンス機能を移転した新会社を現地法人化し,半導体メーカーなどのニーズを直接把握し要求に応えることで,半導体メモリ向けに加え,ロジック半導体向け故障解析装置などの売り上げ拡大を目指す。

また,次世代ディスプレーとして注目されているマイクロLEDの検査装置や半導体の製造工程向け計測装置などの画像計測機器の受注獲得を図る。これにより,現在のMDT経由の画像計測機器の売り上げを4年間で倍増し,現地法人の年間売上高を約20億円まで拡大することを目指す。

また,中国や台湾の現地法人との連携により,アジア地域でのさらなる売り上げ拡大を図る。新会社は,同社による現地法人化を前提として,2019年12月30日に設立された。同社は,新会社の株式55%を取得し,今後,段階的に出資比率を引き上げていく。

また,現在は電子管製品や光半導体製品などを別の販売代理店経由で販売しているが,顧客要望に総合的に応えるため,将来的には現地法人を通じて販売することを検討していくという。さらに,顧客の要求に迅速に応えるため,現地で試作機を開発できる環境を整えるとしている。

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