評価でフィードバックができる人

(管理する側の大事な仕事)

どのような組織でも,先輩や上司といわれる立場の方の重要な仕事に,後輩や部下の評価があります。評価の種類にもよりますが,結構な頻度で行われていると思います。人事評価が典型的ですが,それ以外にも多種多様な評価が行われます。

調査してから評価する,評価してから戦略にするといった具合で,評価は組織内の意思決定プロセスで中核的な役割を果たします。そのような評価について,ここでこだわるのは,検査との違いについてです。目的とか,フィードバックの役割りとかの違いについてです。

(検査と評価の目的)

検査と評価は,似ているところもありますがもちろん違います。検査は何かの基準があって,それとのずれの有無を問題にします。一方,評価というと,基準との比較というより,目的を踏まえた上で,行われた活動の価値を決めるといった意味合いが強いと思います。

検査は新人でもできるような明確な基準が必要です。一方,評価は基準があっても,新人にはというか,経験や実績が無ければできません。評価では,評価者自身が基準であるといった面もあります。評価者は評価することによって評価されるといった側面です。

検査の目的は,目標値に達成しているか否かを確認することで,検査対象への影響力の発揮は要請されません。しかし,評価については「評価は評価対象をよりよくするための活動」といった定義があり,これが評価の目的で,評価対象への影響力の発揮が要請されます。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  
新規読者登録フォーム

同じカテゴリの連載記事

  • オプトエレクトロニクスは社会の眼
    オプトエレクトロニクスは社会の眼 池澤 直樹 2019年06月17日
  • コンサルテーションでの目力
    コンサルテーションでの目力 池澤 直樹 2019年05月31日
  • 光インターコネクションの昔話
    光インターコネクションの昔話 池澤 直樹 2019年05月15日
  • 翻訳者に感謝します
    翻訳者に感謝します 池澤 直樹 2019年05月08日
  • なんとなく楽観的に思えてしまうこと
    なんとなく楽観的に思えてしまうこと 池澤 直樹 2019年04月16日
  • オプトロニクスの遺伝子
    オプトロニクスの遺伝子 池澤 直樹 2019年03月18日
  • 若い人に訊かれました
    若い人に訊かれました 池澤 直樹 2019年03月01日
  • 景観のチューリングテスト
    景観のチューリングテスト 池澤 直樹 2019年02月18日