評価でフィードバックができる人

(管理する側の大事な仕事)

どのような組織でも,先輩や上司といわれる立場の方の重要な仕事に,後輩や部下の評価があります。評価の種類にもよりますが,結構な頻度で行われていると思います。人事評価が典型的ですが,それ以外にも多種多様な評価が行われます。

調査してから評価する,評価してから戦略にするといった具合で,評価は組織内の意思決定プロセスで中核的な役割を果たします。そのような評価について,ここでこだわるのは,検査との違いについてです。目的とか,フィードバックの役割りとかの違いについてです。

(検査と評価の目的)

検査と評価は,似ているところもありますがもちろん違います。検査は何かの基準があって,それとのずれの有無を問題にします。一方,評価というと,基準との比較というより,目的を踏まえた上で,行われた活動の価値を決めるといった意味合いが強いと思います。

検査は新人でもできるような明確な基準が必要です。一方,評価は基準があっても,新人にはというか,経験や実績が無ければできません。評価では,評価者自身が基準であるといった面もあります。評価者は評価することによって評価されるといった側面です。

検査の目的は,目標値に達成しているか否かを確認することで,検査対象への影響力の発揮は要請されません。しかし,評価については「評価は評価対象をよりよくするための活動」といった定義があり,これが評価の目的で,評価対象への影響力の発揮が要請されます。

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