量子光コヒーレンストモグラフィ ─量子もつれ光による超高分解能光計測の実現に向けて

1. はじめに

wakate_1604_05

 光を用いた精密計測は,現代科学に不可欠な要素技術であり,これまでに多大な発展を遂げてきた。特に光の干渉現象を利用した光干渉計は,高分解能・高感度な光計測を可能にした。かつてはマイケルソンとモーレーが光干渉計を用いて光速度の精密測定を行い,光速度一定の原理に基づくアインシュタインの特殊相対性理論へと繋がった。近年では,数km規模の巨大光干渉計を用いて,十数億光年の彼方からの重力波を検出し,アインシュタインの一般相対性理論の予測を実証したとの報告がなされる1)など,基礎科学に重大な貢献をしている。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

会員ログイン
 ログイン状態を保存する  
新規会員登録
*必須項目

その他関連ニュース

  • 力学特性のマイクロ断層可視化(多機能OCT)
    力学特性のマイクロ断層可視化(多機能OCT) 2017年01月06日
  • 単色波長可変THz波光源で明らかにする半導体キャリア特性
    単色波長可変THz波光源で明らかにする半導体キャリア特性 2016年12月12日
  • 真空紫外光による光加工技術の新展開
    真空紫外光による光加工技術の新展開 2016年10月12日
  • プラズモニックメソグレーティングの作製</br> ~波長より1桁小さなものづくり
    プラズモニックメソグレーティングの作製
    ~波長より1桁小さなものづくり
    2016年08月17日
  • カルコゲン化合物を用いた中赤外波長可変コヒーレント光源
    カルコゲン化合物を用いた中赤外波長可変コヒーレント光源 2016年05月27日
  • フレネル型構造を用いた液晶光偏向素子
    フレネル型構造を用いた液晶光偏向素子 2016年05月09日
  • 希土類添加窒化物半導体による赤色発光素子の開発
    希土類添加窒化物半導体による赤色発光素子の開発 2016年03月15日
  • 広視野レーザ顕微鏡によるナノ表面形状計測技術
    広視野レーザ顕微鏡によるナノ表面形状計測技術 2016年02月04日