有機薄膜光集積回路

1. はじめに

光集積回路(PICs:Photonic Integrated Circuits)とは,光通信で必須とされる種々の機能をワンチップ上に一括集積したものである。単一機能の光デバイスに比べて,実装コスト・消費電力・サイズなどの低減が可能なことから,数多くのモジュールが実用化されており,現在の光市場を席巻している。

光集積回路の歴史はベル研究所に端を発しており,1969年に,当時の研究所の広報誌であったThe Bell System Technical Journalにて特集を組む形で大々的に紹介されたのが,その始まりである1)。スチュアート・ミラー(Stewart E. Miller)やエンリク・マーカティリ(Enrique A. J. Marcatili)らによる伝送路における伝搬モード解析をはじめとして,光集積回路で必須とされる概念のほとんどはこのときに形作られたと言っても過言ではない2)

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