トンボから発見された紫外線反射ワックス

1. 「トンボのめがね」が見ている世界

「とんぼのめがねは,水色めがね。青いお空をとんだから♪」

トンボの成虫は大きな複眼を持ち,基本的に視覚で相手を認識している。そのため,オスとメスで全く異なる色の種類が多く,さらには成熟過程で色が大きく変わる種も珍しくない。童謡でもお馴染みの「とんぼのめがね」だが,どのような色の世界を見ているのだろうか。実はトンボは,動物の中でも色覚に関する遺伝子を極端に多く持っているのである1, 2)(Futahashi et al., 2015, Futahashi, 2016)。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  
新規読者登録フォーム

同じカテゴリの連載記事

  • 高速波長可変レーザーと広帯域光音響顕微鏡 (国研)理化学研究所 丸山真幸 2019年11月19日
  • 新生児医療へのIoT導入の挑戦
    新生児医療へのIoT導入の挑戦 横浜国立大学 太田裕貴,稲森 剛,磯田 豊 横浜市立大学魚住 梓,伊藤秀一 2019年10月03日
  • ToFセンサーを用いた協調ロボットの安全対策のための近接覚センサー 福岡大学 辻 聡史 2019年09月04日
  • 偏光ドーナッツビームを生成するワンチップレーザ 京都工芸繊維大学 北村恭子 2019年08月02日
  • ITOおよびIZOに代わる酸化インジウム系透明導電材料開発の試み
    ITOおよびIZOに代わる酸化インジウム系透明導電材料開発の試み 工学院大学 相川慎也 2019年06月07日
  • 低温レーザー照射による機能性セラミックスのマイクロ配線化プロセス
    低温レーザー照射による機能性セラミックスのマイクロ配線化プロセス 山形大学 西山宏昭 2019年05月13日
  • バンドギャップ(BG)制御されたグラファイト状窒化炭素の新規合成法の開拓~BG=2.7–0 eVの自在制御への挑戦~ 山形大学 石﨑 学,栗原正人 2019年04月05日
  • ホログラム光学素子と信号処理を融合したイメージング技術
    ホログラム光学素子と信号処理を融合したイメージング技術 東京工業大学 中村友哉 2019年03月11日