トンボから発見された紫外線反射ワックス

1. 「トンボのめがね」が見ている世界

「とんぼのめがねは,水色めがね。青いお空をとんだから♪」

トンボの成虫は大きな複眼を持ち,基本的に視覚で相手を認識している。そのため,オスとメスで全く異なる色の種類が多く,さらには成熟過程で色が大きく変わる種も珍しくない。童謡でもお馴染みの「とんぼのめがね」だが,どのような色の世界を見ているのだろうか。実はトンボは,動物の中でも色覚に関する遺伝子を極端に多く持っているのである1, 2)(Futahashi et al., 2015, Futahashi, 2016)。

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