印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製と高感度バイオセンサ開発

要旨

本稿では、我々が現在取り組んでいる印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製とそれを用いたバイオセンサ開発について概説する。

1. はじめに

バイオセンサとは,酵素や抗体,DNAといった生体由来物質が有する機能(分子認識能・触媒能)を利用したセンサであり,生体由来物質と測定対象物質とが結合など反応することによって生じる種々の変化(重量・屈折率など)を検出することで測定対象物質のみを特異的に検出・定量することが可能となる1)

バイオセンサは,これまでに血糖値センサや妊娠診断薬が実用化され,医療や創薬・環境計測・食品衛生検査など幅広い分野での応用が期待されるとともに,様々な検出原理を用いたバイオセンサの開発が精力的に進められている2)

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