高解像蓄光イメージングを可能にする高輝度長寿命室温りん光分子

1. はじめに

励起光照射停止後にも目視可能な遅延発光(蓄光)は非常時の表示体用途に活用されている1)。蓄光材料として希土類金属を含む酸化物半導体が古くから知られているが,この数年重原子を含まない分子からの室温りん光を用いた蓄光機能が数多く報告されてきている2~4)

このような室温りん光型の蓄光機能は,従来の蓄光体と比較して蓄光放射の時間は短いが高輝度を示す特徴を有する。既存の蓄光体は輝度が弱いため高解像のイメージングに活用できなかったが,室温りん光型の蓄光機能を用いると自家蛍光に依存することなしに高解像イメージングが可能となる。

本稿では,室温りん光型の蓄光機能に関する最新の研究動向について紹介する。

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