最終章

1. まとめ

2017年3月号(No.423)より,17回にわたって連載した「ひかり探検」は,今回で最終回である。この連載では,米国のOSAという光学会が,2016年に,創立100周年を記念して制作した「Explorer Optics(ひかり探検)」という実験キット(オプトロニクス社で販売)で可能な実験を紹介し,それに関連する事項を説明してきた。

また,この連載の前に,2015年1月(No.397)より2017年2月号(No.422)まで,26回にわたって,同じくOSAが製作した「Optics Discovery(ひかり発見)」という教材(同じくオプトロニクス社で販売)を使った実験の解説を行ってきた。

「ひかり発見」が10歳(小学校5年生)以上を対象していたのに対して,「ひかり探検」は,その続編のような内容で,中学生以上くらいを対象としていたと思われる。

それぞれの国内販売価格は,「ひかり発見」が3,240円,「ひかり探検」が12,960円となっている。後者には,ガラス製のレンズやレーザーポインタなどが含まれており,割高になっている。いずれも,個別に調達できる光部品であるが,その手間を考えれば,安いものである。

前連載の「ひかり発見」の索引(2017年2月号:No.422)と今回の「ひかり探検」の目次や索引を比較すると,明らかに,「ひかり探検」のほうが,アプリケーションを意識したものとなっており,タイトルも工夫されている。一方で,筆者の視点から見ると,どちらの教材も内容が偏っているような気がした。このことに対する回答は,最後に述べることにする。

今回は,前連載の最終章と同様,連載の総括と簡単な索引を掲載する。

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1.1 連載の総括

これまでの連載で,キットの内容に沿って,反射の法則から光学迷彩まで,全部で8項目の実験の解説を行ってきた。その概要は,以下のとおりである。

反射板による反射

2017年4月号(No.424)
実験内容:反射板による反射,紙の裏面から見た図,鏡像
関連事項:反射,鏡像,虚像,実像,水晶体,網膜,反射率

マーブルチョコの色

2017年5月号(No.425)~6月号(No.426)
実験内容:白色光による反射,有色光による反射
関連事項:縦波,横波,電界,磁界,電磁波,波長,電波,X線,可視光,赤外光,紫外光,白色光,加法混色,減法混色,網膜,水晶体,視細胞,カンデラ,輝度,錐体,桿体,分光視感効率,標準比視感度,混色系,色相,明度,彩度,色相環,マンセル表色系,吸収,照明,色温度,ホワイトバランス

クマのグミによる透過

2017年7月号(No.427)
実験内容:白色光による吸収,単色光による吸収
関連事項:吸収,透過率,反射率,フィルタ,色温度

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