光のマイナスとプラスの面を操り作物育生に貢献する─大学の知見が植物工場を軌道に乗せる

◆園山 芳充(ソノヤマ ヨシミツ)
山口県宇部市出身。立命館大学文学部地理学科卒業。

㈱アグリライト研究所 代表取締役。㈱ファインベジプロジェクト 代表取締役。山口大学大学院創成科学研究科(農学系)学術研究員。㈱アグリライト研究所を起業する1年前より山口大学農学部の学術研究員(現職),それまでは12年間,民間企業や大学研究室に研究機器や試薬などを納入する民間営業マン。小さいころからの理系指向(+地理好き)の頭脳が,営業・研究・経営と発展し続けている。

植物工場がブームとなってずいぶん経つ。設備さえ入れれば手軽に野菜が作れるかのような印象からか,あらゆる業種から参入が相次ぎ,バブル的な様相を見せていたのは記憶に新しい。だが,相手は生物である。工業製品のようにはいかなかったのか,かつての熱気は収束したようにも見える。

しかしここ数年,異常気象と呼ばれるような気候が常態化し,野菜の価格が毎年のように乱高下するようになった。安定的な供給を可能にする植物工場の可能性は,今こそ議論されるべきではないであろうか。

今回は山口大学発ベンチャーである㈱アグリライト研究所の園山芳充氏にお話を聞かせて頂いた。同社は大学の知見を活かし,植物の生育に関連した照明器具を開発すると共に,植物工場のコンサルティングも行なっている。氏が「野菜販売だけで儲けようというようなブームは去った」とする植物工場に求められるものとは何か。インタビューから少しでもヒントが見付かれば幸いである。

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