ベロ藍(ベルリン藍)

平成の年号が変わる今年は,葛飾北斎(1760-1849)没後170年に当り,様々な行事も予定されているようです。北斎の作品の中でも特に『富岳三十六景』の深く濃い青が印象的です(図1)。その絵が出た頃から多くの絵師が「ベロ藍」と称する顔料を使い始めます。北斎の類い稀なる才能と,願ってもない顔料との出会いは一つのドラマでもありました。今回は,そんな青い顔料をたどってみました。
図1 北斎の富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』を描いた切手 左:1999.11.4発行の文化人切手(葛飾北斎),中:2015.1.19発行のフランス切手(藍色枠に納まる),右:1963.10.6発行の国際文通週間記念切手
図1 北斎の富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』を描いた切手 ㊧1999.11.4発行の文化人切手(葛飾北斎)㊥2015.1.19発行のフランス切手(藍色枠に納まる)㊨1963.10.6発行の国際文通週間記念切手

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