注目の分光製品


(株)プロリンクス

色彩計(ディスプレイ用)-MSEシリーズ
色彩輝度計MSEシリーズは、24x63x98.2mmのコンパクトで堅牢な筐体で高速かつ高精度の色・輝度測定を実現し、インライン検査装置・OEM 組込みを目的としたニーズに最適です。ディスプレイ製造工場において、白色調整、均一性、フリッカー、応答時間および一般的な色の品質管理に使われています。高度なデバイス設計により定期的な校正を必要せずに、測定結果の長期安定性と整合性を約束します。

イメージング色彩輝度計(面輝度計)ProMetricシリーズ
Radiant Vision Systems社により開発されたイメージング色彩輝度計(面輝度計)ProMetricは、CCDを搭載した輝度、照度、色度の2次元的な面ムラの測定が可能なシステムです。CCDにはペルチェ冷却素子を使用しているため繰り返し精度が高く、低輝度測定時におけるノイズを抑えております。各測定時には、補正機能を使用することにより高精度の測定値を求めることも可能です。

分光計器(株)

真空紫外領域の材料開発に真空紫外分光光度計 KV-202型
分光計器は,国内で分光器の設計から製造をおこなっている。1980年代から真空紫外領域の分光装置にたずさわり,1990年代にはエキシマレーザの材料開発にも寄与した。その経験から,分光器を一般的な瀬谷浪岡配置から変形ツェルニターナに転換することで,真空紫外領域における分解能を向上させることができた。この分光器を応用して,遠紫外における液体の吸収スペクトル測定装置や,光電子分光用の照射分光器などにも活用されている。真空紫外分光光度計KV-202型は,分光器と試料室を隔離することで,サンプルへの汚染を低減している。またオプションで減圧窒素パージや真空下での測定も行なうことができ,サンプルも板状だけでなく,管状や内部透過率測定用の厚みの異なるサンプルを測定できるオプションも用意している。

仕事関数やイオン化ポテンシャルの測定にイオン化エネルギー測定装置 BIP-KV100型
分光計器は,真空紫外領域用分光器を応用し,仕事関数やイオン化ポテンシャルを測定する装置を製造している。光電子の検出は,PYS法(光電子収量分光法)を用いており,微弱な電流として検出している。この測定法は,大気中だけではなく窒素雰囲気や真空下での測定を行なうことができる。このことにより,9.54~4.0 eVという広帯域の測定を行なうことができるようになっている。また光学系の改良により卓上に設置できるコンパクトな大きさになっている。上位の機種として,グローボックスへの接続や複数光源の搭載,バンドギャップや透過率の測定などユーザの要望によりカスタマイズを行なっている。

大型硝材やレンズ,蒸着膜の評価に自動光学素子測定装置 ARTシリーズ
分光計器は,各種硝材の透過率や反射率,蒸着膜の評価用に大型の分光光度計を製作している。この装置はサンプルサイズが大きいだけでなく,レンズなど光軸が発散したり,光軸が変化する光学素子にも対応することができる。特に偏光測定では,P偏光やS偏光だけでなく45度の偏光を測定することができる。この測定は計算で求める結果より精度良く測定を行なうことができる。また汎用の分光光度計と異なり,特定の波長や透過率に専用機化することで,汎用の分光光度計より微弱吸収や微弱反射などに特長を持たせることができる。このことは,光学シミュレーションの評価や蒸着の実績として優れた機能を有しており,ユーザに合わせた検査装置や評価システムにカスタマイズすることができる。