キーストーンテクノロジー,障がい者就労支援施設に植物工場を納入

植物工場システム開発・製造するキーストーンテクノロジーと,販売・施工のアグリ王は,社会福祉法人日本キリスト教奉仕団(東京都新宿区)が運営する「アガペ東京センター 東京都板橋福祉工場」に,福祉作業所向けLED植物栽培ユニット「AGRI Oh!(アグリ王)」14台を導入した。

福祉工場敷地内にはピッツェリア「Monica」を併設し,植物工場で生産した野菜を供給,内製化することで安定的な収益をあげていく。ピッツェリア「Monica」にはディスプレイ用の植物工場も併設されており,野菜がどのように作られているか,間近で見学することができる。なお,同工場は福祉作業所における完全閉鎖型植物工場として東日本最大級の規模(敷地面積275㎡(約83坪))になるという。

「AGRI Oh!」は,植物に有効な波長のLED光源と水気耕栽培システムを採用した栽培ユニットで,温度・湿度・CO2濃度などを制御した環境で化学農薬不使用の野菜生産を可能にする。栽培光源のLEDはキーストーンテクノロジーが独自開発し,LED素子製造から基板設計・製造までをワンストップで行なっている。

生産においては「AGRI Oh!」ユニットに特化した生産・作業マニュアルを用いることで,農業未経験者でも野菜生産を可能にするだけでなく,福祉作業所向けのユニットとして安全性を確保した。栽培品目は,スウィートバジル,ルッコラ,ミント,エディブルフラワー,赤軸ミズナ,コマツナ,リーフレタスなど。

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