OPIE’17,400W級レーザーコーティング装置を展示

光技術総合展示会「OPIE’17」(4月19日(水)~21日(金)パシフィコ横浜)では,レーザー加工技術にも注目。今回,内閣府が主導するSIP戦略的イノベーション創造プログラム/革新的設計生産技術「高付加価値設計・製造を実現するレーザーコーティング技術の研究開発」に関する特別展示(ブースNo.G-25)を行なう。また,レーザー加工に関する「無料相談コーナー」もご好評に応えて設置する。

「高付加価値設計・製造を実現するレーザーコーティング技術の研究開発」は,レーザークラッディング(肉盛溶接)技術を高度化し,難加工材のレーザーコーティング技術を開発するもので,レーザーによる入熱制御技術により実現を目指している。

例えば,耐摩耗性,耐腐食性,耐熱性などを備えた高機能材料を,この技術によって自動車やロボットなどのボディにコーティングすることができれば,軽量で低下価格ながら表面に様々な機能を備えることが可能となる。これにより,ユーザーニーズに応えるデライト設計ベースのものづくりに貢献することが,このプロジェクトの目的。

今回,大阪大学接合科学研究所准教授の塚本雅裕氏と島津製作所,日亜化学工業が開発した,世界で初めて出力100W級を達成した高輝度青色半導体レーザーと,村谷機械製作所が開発したこのレーザーを搭載した溶接機「400W級青色・近赤外線マルチ半導体レーザーコーティング装置」を展示する。

これは100W級青色半導体レーザーを2ビーム,50W級近赤外線半導体レーザーを4ビームの合計6ビームを,一点に重畳可能なレーザーコーティング装置。青色半導体レーザーは,2016年度にスタートしたNEDO「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」プロジェクトにおけるもので,同プロジェクトでは一本の光ファイバーからの出力が数百Wの青色半導体レーザーモジュールの技術開発が推進されている。開発後は,レーザーコーティングだけではなく,溶接装置および金属の3Dプリンターへの搭載も期待される。

今回ブースには,プロジェクトグループの石川県工業試験場,大阪大学 接合科学研究所,大阪富士工業,山陽特殊製鋼,島津製作所,日亜化学工業,日本原子力研究開発機構,古河電気工業,村谷機械製作所,ヤマザキマザックが共同で出展する。

また,レーザー加工に関する「無料相談コーナー」(ブースNo.I-19)では,オムロン,三郷金属工業,PCL,富士高周波工業,(一社)レーザプラットフォーム協議会がレーザー加工に関する相談を個別に受け付ける。レーザー加工のプロが対応するので,加工に関する問題があれば利用したい。上記展示と共に登録不要。ブースで直接受け付ける。

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